どんな仕事にも、いい面とそうじゃない面とあるもの。
今回は、期間工として働くメリットをいくつかあげてみました。
期間工のメリット
期間工はきついと言われる中、それでもなりたい人にとって、いったいどんな魅力が潜んでいるのか公開!
とにかく稼げる!貯蓄ができる
会社によって多少の差がありますが、期間工の年収は平均350万円~480万円といわれています。(アウトソーシングなどのお祝い金制度を利用すればさらにプラス)
初心者でも20代の若者でも、学歴に自信がない人も勤め上げればもらえる給与です。
おまけに寮費(光熱費含め)や勤務時間内の食費がタダの場合も多く、生活にかかる費用が極限までおさえられます。
つまり貯金し放題。
家族への仕送りをしている人もいますが、期間工として働いている間はあまりお金を使うこともないので、家計を大きく助けられます。
また若い人のなかでは、期間工でしっかりお金を貯めて、将来の自分への投資にと計画する人もいますね。
つまり、仕事はハードだけどその見返りも大きということ。
とにかく稼いでお金を貯めたいひとにはうってつけなんです。
寮・食堂完備なので身ひとつで始められる
上でも書きましたが、寮費がかからないところが多いです。
これが期間工の大きなメリットとして知れ渡っているので、たいていが無料と思っていいでしょう。中には有料のところもありますが、定額なところがほとんどです。
テレビなどの最低限の家電は各部屋に備え付けられているので、体一つで期間工生活がはじめられます。
遠方から来る人、実家住まいだった人も安心ですね。
期限があるので未来の計画が立てやすい
期間工は、働く期間を自分で会社側に提示して、それを満了するという契約を取り交わします。
最初は3ヶ月で、その後6ヶ月毎に契約更新をするという形態が一般的。
これを利用して、将来設計を組む事が可能です。
ある人は専門学校の入学予定の半年前から働いて、期間満了に合わせて入学するというスケジュールを立てる人もいます。
留学や旅行にしても、行きたい時期や季節から逆算して働くこともできますね。
体が鍛えられる
期間工を終えたあとは締まった体と筋肉が手に入ります。
裏を返せば重労働だから、ということになってしまいますが、あえて筋トレなどをせずともカッコよくなれるのはメリットと言っていいんじゃないでしょうか。
煩わしい人間関係から開放される
人とコミュニケーションを取るのが苦手、できれば一人で黙々と仕事がしたい、そんな人も期間工に向いています。
ラインでの作業は始終一人ぼっちのことも多く、人との会話で消耗する心配はありません。
ただ配属先によっては、共同作業のためコミュニケーションを取らざるをえないことも。ですが人の出入りが激しい期間工では、無理をしてまで取り繕う必要はなく、必要最低限のコミュニケーションがとれれば問題ありません。
コミュニケーション能力が高い人のほうが、いろいろと有利で楽しめるのは間違いないですが、期間限定と割り切ってきままに過ごすのもアリではないでしょうか。
努力次第で正社員になれるかも
正社員雇用をしているメーカーも少なくありません。
トヨタは期間工の中から正社員登用することが多いことで有名です。
ほかにもデンソー、スズキ、アイシンなど大手企業が正社員登用制度を設けています。
ただし勤務態度や勤怠実績、試験などさまざまな条件をクリアしなければ社員にはなれません。
期間工から社員登用されたいなら、まずは期間工として「いてもらえるとすごく助かる」「いなければ困る」そんな稀有な存在になれるように努力してみてください。
採用は学歴・職歴不問
健康であることが第一条件であるため、学歴に自信がない人・職歴があまりない人でも落とされることはめったにありません。
常識的で遅刻欠席をせず、健康な人が採用される傾向が高いです。
そして一番大事なのが、「辞めそうにない人」。
期間中に職場を放棄して逃げ出してしまうことを「飛ぶ」とよくいわれますが、会社としては飛ばれるのが一番キツイのです。
面接では「○○という目標のためにお金が必要なので、契約満了までしっかり稼ぎたい」という意欲を全面に出すようにしてみてください。
車好きにはたまらない
すこしマニアックかも知れませんが、車が好きすぎて期間工になった人を知っています。
ラインの作業も、部品の組み立ても、塗装にいたるまで何もかもが楽しくて、幸せな職場だと自負していました。
最長期間まで働き契約満了に近づいた時、なんとか社員として雇用してもらえることに。
情熱を持ってひたむきに働いてきた姿が、会社に認められた結果でしょうね。
好きだからというだけで続けられるほど優しい環境ではないですが、まったく興味が無いよりも車好きの人のほうが、仕事を受け入れやすかと思います。
福利厚生が充実
大手と呼ばれるメーカーのほとんどがスポーツジムや保養所と法人契約をしており、期間従業員も社員と同じように利用できます。
実際は仕事が大変なことから、就業後にジムに行く元気なんかないと言う声をききますが、休日にあえてジムで汗を流したりプールで泳いだりするとリフレッシュできますよ。
観光地の宿泊施設も充実しているので、休日や有給を利用しておとくに旅行に行くこともできますね。
また会社の健康保険組合に加入することになるので、今まで国民健康保険だった人も健康保険の保険料が安くなることが多いです。