期間工に興味があるけど、すごくキツイ仕事だって聞くので不安。
そう感じている人に、期間工の仕事についてまとめてみました。
期間工の仕事の理解を深めて、自分にできる仕事かどうかの判断材料にしてください。
期間工の主な仕事
期間工の仕事のほとんどは、自動車の製造ラインでの作業です。
トヨタやホンダに代表される車体を販売しているメーカーと、アイシンやデンソーなどの電子部品系メーカーで、仕事内容が変わってきます。
車両を扱うメーカであれば、ボディのプレス・溶接/組立・塗装・検査にいたる、完成までのすべての工程が当てはまります。
プレス | 鋼板に圧力をかけて成形し、車体やドアなどの構成部品を作る作業 |
組立・溶接 | プレスで作られた構成部品を組み合わせ、自動溶接機などを用いて車体を形作っていく作業 |
塗装 | できた車体を電着塗装によって色付けしていく作業 |
組立て | 塗装した車体に部品を組み付けて車輌を完成させる作業 |
生産ラインに入り、同じ作業工程を一日繰り返します。
ずっと同じ姿勢、同じ作業を繰り返すことで、腰を痛めたり指の関節か固くなってしまうという弊害が出ることがあり、これが「期間工はキツイ」と言われる理由だとも言われています。
部品系のメーカーは、車両を扱うメーカーよりも体力的な負担が少なく、女性や中高年の採用も盛んです。
細かく繊細な作業が求められるので、肉体労働タイプより、職人気質の人のほうが向いています。
とはいえ立ちっぱなしでの作業、部品の運搬などもあります。決してラクな仕事だとはいい難く、一般以上の体力が必要であるのは間違いありません。
キツイといえども1ヶ月で慣れる
入社して数週間は、今まで慣れない動きで筋肉痛になったり、関節を痛めたりする人が続出します。
その上ライン作業であれば、スピードに付いていくため、ミスをしないために神経を使います。
このダブルの負担が、心身ともに相当な重圧をかけてきます。
工場によっては空調がうまく効いていないところもありますので、真夏や真冬はそのダメージも大きい。
毎日工場と寮の往復だけ精一杯、中には食欲すらなくしてしまうことも。
でも1ヶ月辛抱してみてください。
ほとんどの人が、作業にも環境にも順応していきます。遅くとも2ヶ月もすれば慣れてくるので、焦らず諦めずに続けてみましょう。
逆に2ヶ月たってもしんどくてどうにもならないと感じるなら、あなたには向いていないと思います。退職を考えるか、違う工程に移れないか上司に相談してみましょう。